女性を狙う暴漢やストーカーから被害に遭わないために、まず必要なことは「防犯」です。防犯には、「危ない場所を通らない」「人通りの多い道を歩く」「夜中に一人で出歩かない」などの犯罪に巻き込まれないためにすべきことと、いざ犯罪に巻き込まれてしまった際に、被害に遭う前に逃げるためにとる「護身術」のようなものの二種類があります。自分の身は自分で守らなければならない時代です。犯罪に遭わないために、傷つかないために、どのような防犯対策が必要かをまとめました。

危険な場所をチェックしよう

通勤などで使う道や、家の近所、会社の近くなど普段からよく利用している場所に、狙われ易い危険な場所が無いかチェックしてみましょう。そういった場所がある場合は、なるべく一人での利用を避け、明るいうちに通るか、友人や家族に付き添ってもらうなどの対応をしましょう。また、普段から頭の片隅にそれらの場所を意識しておき、いつもと違う感じがしたら通るのをやめるようにすることも大事です。

危険な場所

  • 公園・・・植え込みなど死角が多く、夜は利用者もおらず閑散としているため。
  • 外灯の無い道・・・暗がりは相手の顔が見えづらく、暴漢にとっては好都合。
  • エレベーター・・・短い時間ではあるが、密室となるため危険。
  • 駐車場・・・停車中の車など死角が多いため。
  • 繁華街・・・酔っ払いなどに絡まれ易いため。
  • 一人暮らしの自宅・・・一人暮らしであることが知れると、空き巣や暴漢に狙われ易い。

日頃の防犯意識が大切です。

防犯設備のある場所をチェックしよう

いざというときに逃げ込める場所、防犯カメラや非常ボタンのある場所をチェックしておき、何かあったときに避難できるように準備しておきましょう。具体的には、誰かに付けられていると感じたときなどにコンビニやスーパーに逃げ込むといった方法があります。防犯カメラによって犯罪行為の抑制と事後確認ができます。

防犯設備

  • コンビニ・・・防犯カメラがあり、店員や利用客などもいるため安全。
  • スーパー・・・コンビニと同様防犯カメラ、人の目があるため安全。24時間営業ではないところが多いため、営業時間の確認が必要。
  • 銀行のATM・・・ATM機の横に非常ボタンが付いており、無音で警備会社に通報することができる。
  • エレベーターの非常ボタン・・・無音で管理会社・警備会社に通報できる。
  • 室内インターフォン・・・マンションなどの室内インターフォンには非常ボタンが付いており、無音で管理人室や警備会社に通報できる。
  • センサーライト・・・民家やビルの裏手などに設置されている、人感センサーのライト。犯罪行為の抑制に効果的。
  • 街頭設置の防犯カメラ・・・不審者に防犯カメラを意識させることによって犯罪を抑制させる効果が期待できる。

助けてくれる人をリストアップ

すぐに助けに来てくれる家族や、近所にすんでいる友だち、最寄の警察署などをリストアップし、場所を確認しておきましょう。また、すぐに連絡できるように携帯の電話帳などから短縮に登録しておくといいでしょう。いざというときは会社の上司や、マンションの管理人さんなどに連絡してもいいかも知れませんね。いずれにせよ、あなたが頼れる人、頼りになるなと思う人を探してリストアップしておきましょう。

護身術で自己防衛対策を!

犯罪に巻き込まれそうになったら

上記のように、危険な場所を通らない、防犯設備のある場所を通るなど対策をしていたにも関わらず、犯人に遭遇してしまったら。まずは、逃げることを最優先に考えて行動しましょう。あなたの咄嗟の判断に、被害に遭うか遭わないかの選択が掛かっています。普段から以下の行動をイメージしておき、いざと言うとき慌てずにそれらが行えるように心構えをしておくといいでしょう。あくまで逃げることが優先です。犯人を倒そう・戦おうと思わずに、相手が怯んだ隙をみて逃げるということを念頭においておいてください。

  • 大声を上げて周囲に助けを求める。
  • 防犯ブザーを鳴らす。
  • 防犯設備のある場所へ逃げる(コンビニなど)。
  • 走って逃げる。
  • 持っているものや、落ちている石などを投げて相手を威嚇。
  • 助けてくれる人に連絡する(友人や家族、警察など)。

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